商品の説明
本品は、ローマン・ガラスを再加工し成形されたペンダントです。ペンダント滴(しずく)形の上側中央に、盛りあがった細長楕円の半分が付けられ、また、半透明な薄黄の胎の表面は、融解されたガラスが冷える時に生じた、シワシア線や凹凸が見られます。
胎の表側には、盛りあがった細長楕円の半分が、胎の滴形より少し小さくて、胎の滴形よりすこし高くされています。また、ペンダントの裏の面では、気泡や気泡跡が見られ、また、溶かしたガラス液を坩堝から石台などの上に流して制作したと推測されます。
裏の表面には、黒い不純物がかなり見られ、制作時に石台などに付着していた不純物が残ったと思われます。
胎の中には大きめの気泡が多数見られ、融解温度が低い状態でこのペンダントが成形されたことを伝えています。また、ペンダントの孔部分に凸凹はなく、ガラスの質がペンダント本体とは異なっています。黄色を多くおびたクリアな薄黄で、孔部分を付けたものと思われます。
本品は、割れた容器を坩堝で融解して成形し再加工したビーズとされ、ローマン・ガラスの再加工ビーズです。ペンダント中央で盛り上がって細長楕円つきのガラス部分は、11世紀頃のガラス容器に、このような飾り付き容器があると言われ、それを再加工したとされます。
多分、2~7世紀ころのローマン・ガラスを素材として、11世紀ころまでにローマン・ガラスの容器を制作し、その後この容器片を、低い温度で融解して石台などに流し滴形にし、細長楕円のある部分を融解させ、重ねて成形したと考えられます。
本品、滴形ペンダントは、少なくとも約1000年の時の経過、あるいは、それ以上の時の経過を感じさせてくれ、いったいこれはなどの関心を呼ぶはずの、手作り感漂う、渋い色のペンダントです。
サイズ 縦 約40㍉(孔部含む) 幅 約27㍉ 厚さ 最下部 約5㍉、孔径 約2㍉
商品の情報
| カテゴリー | ホビー・楽器・アート > 美術品・アンティーク・コレクション > 工芸品 |
|---|
| 商品の状態 | やや傷や汚れあり , 目につく傷や汚れがある |
|---|
| 発送元の地域 | 東京都 |
|---|